新卒採用の説明会動画はいつから動く?制作スケジュールと短納期の進め方

説明会動画は、わかりやすく採用担当者の工数を削減することのできる非常に便利なツールですが、いざ制作しようと思うと「どれくらいの制作期間が必要になるのか」はわかりにくいですよね。

この記事では、これまで数多くの動画制作をプロデュースしてきた経験から、新卒採用向け説明会動画の標準的な制作期間と、短納期で成立させるための条件を具体的にお伝えします。すごく当たり前のことなのですが、公開日から逆算し、社内の段取りを先に整理しておくと、手戻りが一気に減ります。

目次

結論ショートQ&A:説明会動画のスケジュール

説明会動画は最短で何週間で完成しますか?

最短3〜4週間でも成立しますが、社内の意思決定が早いことと、修正回数を絞ることがほぼ必須になります。ここが崩れると、短納期はかなり高い確率で詰まります。

スケジュールの遅延が一番起きやすい工程はどこですか?

社内での構成案の承認、登壇者の日程調整、および写真やロゴなどの素材提供のタイミングで遅れるケースが多いです。

修正は何回までが現実的ですか?

標準的なスケジュールでは、初稿提出後の大きな修正1回と、最終の微調整1回の計2回にまとめるのが現実的です。関係者が多いほど、窓口を1人に絞らないと増えます。

登壇する社員が忙しい場合はどうすればいいですか?

実写撮影を減らし、スライドとプロのナレーションを主体とした構成にすると、社員の負担を最小限にできます。実写を入れるなら「冒頭の挨拶だけ」「1人10分のコメント撮り」など、切り分けた方が現実的です。

毎年内容を更新する前提ならどう作るべきですか?

1本の長い動画ではなく、会社概要・事業内容・福利厚生など「章立て」で分割制作し、変更箇所だけを差し替えやすく設計します。数字が変わるパートは、スライド差し替えで更新できる形に寄せます。

標準スケジュール(6〜8週間)の工程表

説明会動画の制作期間は、6〜8週間(企画〜納品)を見込むのが基本です。制作会社の作業だけでなく、発注側(自社)の確認作業も含めた全体像を把握してください。率直にお伝えすると、発注側の確認待ちでスケジュールが止まるケースが一番多いです。

週数工程制作側の作業発注側の作業(成果物)
1〜2週企画・構成構成案作成・台本制作目的確認・構成案の社内承認
3週撮影準備香盤表作成・ロケハン登壇者調整・素材(ロゴ等)提供
4週撮影・収録機材準備・撮影実施撮影立ち会い・登壇
5〜6週初稿編集映像編集・テロップ入れ初稿の確認・修正指示の集約
7〜8週修正・納品修正対応・MA(整音)最終確認・納品物受領
※期間は目安であり、修正回数や社内確認のスピードで変動します。香盤表は「撮影当日の進行表」のことです。

発注側が詰まりやすい工程

スケジュールが遅延する原因の多くは、発注側の準備不足で起きます。特に「構成案の承認」「登壇者の日程調整」「過去の写真やロゴデータの提供」の3点は、事前に社内で段取りを組んでおくと事故が減ります。

最短3〜4週間で作る場合の成立条件

「採用サイトの公開にどうしても間に合わせたい」など、短納期での制作のご相談をいただくことも少なくありません。最短3〜4週間での特急制作も可能ですが、それには明確な成立条件があります。ここを曖昧にしたまま走ると、後半で必ず苦しくなります。

  • 意思決定のスピード:確認・フィードバックを2営業日以内に完了する
  • 修正回数の制限:大きな修正は1回に集約し、後出しの変更を行わない
  • 素材の完全提供:発注時点で必要な写真やロゴデータ、スライド資料などが全て揃っている

短納期で現実的に進めるなら、社内の窓口を一本化し、承認フローも「誰がOKを出せば確定か」を先に決めておくことが前提です。逆にここさえ固まれば、短い期間でも品質を大きく落とさずに制作可能です。

短縮できる工程短縮しない方がいい工程
社内確認の待ち時間企画・構成のすり合わせ
撮影日までの待機期間撮影当日の香盤(スケジュール)
修正指示の集約期間MA(音声調整)などの最終仕上げ
※構成段階でのすり合わせを削ると、後で大きな手戻りが発生します。

短納期(3〜4週間)の進行例

短納期を狙う場合は、工程を「並行」させます。進行イメージとしては、以下くらいの粒度が現実的です。

やること社内で止めないポイント
第1週構成確定/台本叩き/素材回収構成案の承認者を絞り、48時間以内に戻す
第2週収録(撮影)/編集着手(並行)撮影日は予備を作らず、当日中に撮り切る
第3週初稿提出/修正指示の集約修正は窓口1名が取りまとめ、1回で出す
第4週最終調整/整音(MA)/納品誤字脱字・微調整のみ。構成変更はやらない
※短納期は「社内確認を止めない」ことが一番効きます。

スタイル別で変わる制作スケジュール

動画の表現スタイル(撮影の有無)によっても、必要な期間は大きく変わります。自社のリソースとスケジュールに合わせて、最適なスタイルを選択してください。

スタイル期間目安メリットデメリット
スライド+ナレーション型4〜5週間撮影不要で進行が早い社員の熱量や雰囲気が伝わりにくい
実写(人事・社員登壇)型6〜8週間企業のリアルな雰囲気が伝わる登壇者の調整と撮影の手間がかかる
※期間は目安です。

スライド+ナレーション型の進め方

既存の会社説明会用スライド(PowerPointなど)をベースに、アニメーションとプロのナレーションを追加する形式です。撮影工程を丸ごとカットできるため、登壇者のスケジュール調整が不要になり、進行がスムーズになります。

実写(人事登壇・社員コメント)型の進め方

人事担当者のプレゼンや、若手社員のインタビューを実写で撮影する形式です。企業の「らしさ」を伝えるには最適ですが、撮影日の確保や当日の立ち会いなど、社内のリソースを割く覚悟が必要です。

登壇者が忙しい場合の現実的な落とし所

「登壇者の時間が取れない」を理由に全体が止まるのが一番もったいないです。よく使われる落とし所としては、①実写は冒頭だけ、②説明部分はスライド、③社員の声は別撮り短時間、という分割です。これなら撮影負担を最小化しつつ、実写の説得力も残せます。

発注前に社内で決めるチェックリスト

制作会社に相談する前に、社内で以下の項目を整理しておくと、スケジュールを正確に逆算できます。

  • 目的と公開先:採用サイト、ナビサイト、説明会本番など
  • 動画の尺と構成:1本完結か、章立て(分割)か
  • 登壇者と撮影場所:誰が出るか、オフィス撮影は可能か
  • 素材の有無:既存の写真、ロゴ、スライドデータの準備状況
  • 承認者と確認期限:誰が最終OKを出すか、何日以内に確認できるか
  • 更新方針:来年度以降、数値を差し替えて使い回す前提か

特に「更新方針」は重要です。毎年変わるデータ(売上や従業員数)はテロップのみにし、差し替えやすく設計しておくことで、来年以降の制作負荷を劇的に下げることができます。

まとめ:説明会動画を「間に合わせて終わり」にしない段取り

新卒採用の説明会動画は、公開日から逆算したスケジュール管理と、社内の事前準備で大きく進めやすさが変わります。

  • 標準的な6〜8週間の工程を把握し、発注側の確認期間を確保する
  • 短納期の場合は、社内承認の迅速化と修正回数の制限を徹底する
  • 撮影の有無(スタイル)や、将来の更新前提の設計を初期に固める

まずは社内で発注前チェックリストを埋め、誰が何をいつまでにやるのかを整理してください。弊社はまだ会社としての実績は少ないかもしれませんが、お客様の採用スケジュールに合わせた現実的かつ効果的な進行プランをご提案します。スケジュールの段取りに悩むことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

情報整理や予算の検討などの事前準備がご不安な方は筆者がお手伝いいたします。
是非、下のボタンからお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

【株式会社case 代表取締役 / 動画制作プロデューサー】
新卒で入社した動画制作会社で広告・マーケティング・採用・人材研修など約400本の動画制作に携わる。その後、TVCMなどの制作を行う、大手制作会社にアカウントエグゼクティブとしてジョイン。数千万円規模のプロモーション案件に携わり、動画にとどまらないクリエイティブ制作やプロジェクトマネジメントを経験。現在は本メディアの運営を通じた企業の動画制作支援や、動画制作会社の営業支援などを行う。

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