「適正な費用感が分からない」「見積もり金額にギャップがあって、相場を把握できない」——説明会動画のご相談を頂く際に、よく聞くお悩みです。
説明会動画は、わかりやすく採用担当者のリソースを削減でき、かつ、学生/求職者にとっても利便性向上につながる施策ですが一方で要件を定めることができないと制作会社からの見積りにギャップが出やすい傾向にあります。
本記事では、予算レンジ別にできることと見積もりの確認ポイントを整理し、適正な費用で説明会動画を制作するための判断基準を解説します。
結論ショートQ&A:相場・費用差・納期・更新
- 説明会動画の相場レンジはどれくらいですか?
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一般的に20〜150万円と幅広く、制作スタイルによって大きく変動します。スライドベースなら20〜50万円、実写を交えると30〜100万円、フル実写やアニメーションを活用すると100〜150万円が目安です。
- 制作会社によって費用差が出る理由は何ですか?
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動画の尺(長さ)、撮影の有無、ナレーター起用、テロップやモーショングラフィックス(※文字や図形に動きをつける表現)の量が主な要因です。また、MA(※音の仕上げ作業)の有無も品質と費用に影響します。
- 標準的な制作納期はどれくらいですか?
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企画から納品まで、通常は6〜8週間を推奨します。撮影を伴わないスライド型であれば、4〜6週間で完了するケースもあります。
- 毎年内容を更新する場合の費用はどうなりますか?
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初期制作時に「更新前提の設計」をしておくことで、翌年以降は数万〜10万円程度の部分修正費用で運用できます。会社概要や数値データなど、変わりやすい要素を差し替えやすくしておくことが重要です。
- 内製と外注のどちらを選ぶべきですか?
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制作費を抑えやすい動画なので、外注をおすすめします。説明会動画は繰り返しの視聴も想定されるため、最低限のクオリティを担保する必要があります。
費用相場の全体像と3つの価格帯
説明会動画の制作費は、主に「ライト」「標準」「しっかり」の3つの価格帯に分類できます。どこまでを動画にするか(尺)とどれだけ実写を入れるかで、見積は大きく変わります。
ライトプラン:20〜50万円
既存スライド資料をベースに、ナレーションとBGMを追加するスタイルです。撮影を行わないため、コストと納期を抑えられます。初回制作や、まずは「最低限の説明会動画」を整備したい場合に向きます。
標準プラン:30〜100万円
人事担当者や社員のコメント撮影を行い、スライド資料と組み合わせて構成します。社風や働く人の雰囲気を補強しつつ、費用対効果のバランスが取りやすい価格帯です。
補足:50万円台は「実写が少なめ(コメント撮影のみ)」「撮影は半日〜1日」「編集は要点中心」など、ライト寄りの条件になりやすい傾向があります。実写量を増やすほど、標準プランの中でも上振れします。
しっかりプラン:100〜150万円
フル実写の職場風景撮影や、図解・アニメーションの作り込みで訴求力を強化します。差別化と品質を優先したい企業向けです。
100〜150万円で増えるもの(例):①Bロール(職場風景)の撮影量、②図解・アニメーションの作り込み、③短尺版や縦型(9:16)の同時納品、④整音(MA)の丁寧さ、などが積み上がります。
スタイル別の費用比較と特徴
動画のスタイルによって、必要な費用と期間は大きく異なります。目的と予算に合わせて選択してください。
| スタイル | 費用目安 | 尺目安 | 撮影 | 納期 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| スライド+ナレーション型 | 20〜50万円 | 10〜15分 | なし | 4〜6週間 | 情報伝達優先、低予算 |
| 実写+スライド差し込み型 | 50〜100万円 | 10〜20分 | 1日 | 6〜8週間 | 費用対効果、社風伝達 |
| フル実写/アニメ型 | 100〜150万円 | 10〜20分 | 1〜2日 | 8〜10週間 | ブランディング強化 |
※金額は税別、期間・効果は目安です。
納期を短縮したい場合の目安
短納期(4〜6週間)で進める場合は、①スライド中心で構成を固定、②撮影は1日に集約、③社内レビュー期限を48時間以内に設定、④修正回数を事前合意(例:2回まで)といった条件を揃える必要があります。
見積もりの「含む/含まない」チェックポイント
見積もりは総額だけで比較せず、「何が含まれるか」を同条件で揃えて確認してください。ここが揃うと、金額差の理由が説明できます。
追加費用になりやすい項目の確認
修正回数の上限、全編字幕、縦型(9:16)の書き出しは、基本料金に含まれないことがよくあります。また、商用利用可能なBGMライセンスや二次利用の範囲が未確定だと、後から費用が増えやすくなります。
| 項目 | 基本に含まれやすい | 追加になりやすい | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 修正対応 | 2〜3回までの修正 | 大幅な構成変更、回数超過 | 無料で対応可能な修正回数と範囲(文言/構成/再撮の扱い) |
| 字幕・テロップ | 要点テロップ | 全編フル字幕 | 無音視聴(スマホ/展示会)を前提にするか |
| BGM・音源/MA | フリー音源 | 有料ライセンス音源、MA | 使用期間・媒体の制限、整音(MA)有無 |
| 二次利用・別形式 | 横型(16:9)1本 | 縦型、短尺カット | 採用サイト/説明会/YouTube/SNS広告/求人媒体での利用可否 |
※基準は制作会社によって異なります。発注前に「どの条件が追加費用になるか」を明文化することを推奨します。
費用を抑える5つの実務策
尺の設計(全部を動画にしない)
説明会の全編を動画化すると、費用が膨らみ視聴者の集中力も途切れます。重要ポイントを10〜15分に凝縮し、詳細データはPDFで補完する設計を推奨します。
既存資料の活用
会社説明用のPowerPoint資料などを素材として活用します。ゼロから作り直す範囲を減らせるため、制作費を抑えやすくなります。
撮影を1日に集約
実写を入れる場合、撮影日数が費用に直結します。登壇者や社員のスケジュールを調整し、撮影を1日にまとめることで、人件費と機材費を抑えられます。
更新前提の構成(差し替えしやすく)
売上高や従業員数など変動しやすい数値は、差し替えしやすい位置にまとめます。翌年以降の運用コストを抑えるための基本設計です。
再利用前提で短尺も同時設計
本編と同時に、SNSや採用サイト用のダイジェスト版(15〜30秒)を設計します。後から追加で発注するより、セットで依頼する方がトータルコストを抑えやすくなります。
発注前チェックリスト
問い合わせ前に以下を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、比較もしやすくなります。
| 確認項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 目的とターゲット | 誰に何を伝え、どんな行動を促したいか |
| 予算上限 | 絶対に超えられない金額のラインはいくらか |
| 希望納期 | いつまでに完成データが必要か |
| 想定尺(長さ) | 動画全体の長さは何分程度を想定しているか |
| 公開先・二次利用 | 説明会以外に、YouTubeやSNSでも使用するか |
| 既存素材の有無 | 提供できるスライド資料や写真、ロゴはあるか |
| 毎年の更新頻度 | 来期以降も内容を更新して使い続ける予定か |
| 社内の承認フロー | 誰が最終決定権を持ち、確認に何日かかるか |
※このリストを埋めた状態で制作会社に相談すると、提案と見積がスムーズになります。
まとめ:新卒採用の説明会動画費用を最適化する
説明会動画の制作費は、目的・スタイル・更新前提の設計によって大きく変動します。適正な費用で発注するためには、見積もりの「含む/含まない」を同条件で揃え、実務に即した費用削減策を取り入れることが重要です。
株式会社caseでは、採用課題と予算に合わせた最適な動画構成と、運用コストを抑える更新前提の設計をご提案しています。見積比較で迷った場合も、条件整理からご相談ください。
情報整理や予算の検討などの事前準備がご不安な方は筆者がお手伝いいたします。
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